事故が起きてから弁護士に相談するタイミングはいつ?
■交通事故は早めの相談が基本
交通事故に遭った際、弁護士に相談するメリットとしては、適正な賠償額がわかること、対応方針が明確になり、示談交渉の代理も依頼できること等が挙げられます。
早めの時期から弁護士に相談すれば、こうしたメリットも大きくなります。そのため、交通事故の初回相談は早い時期にしておくのがおすすめです。
■すぐに相談した方がよいケース
〇死亡事故や重傷を負った事故
死亡事故や重大事故では、ご家族やご本人に大きな負担がかかります。法的な対処を弁護士に依頼してしまえば、心身の負担を軽減することが可能になります。
また、死亡事故や重傷を負う事故では受け取れる示談金が大きくなりますから、費用倒れとなるおそれがほとんどありません。早い時期から助言を受け、適切に対応することにより、適正な示談金を受け取ることが重要です。
〇任意保険の弁護士費用特約が利用できる
任意保険に加入しており、弁護士費用特約が定められている場合には、法律相談や委任契約といった弁護士費用が保険会社によって負担されます。
このような特約が利用できる時は、早い時期から弁護士に相談するのがおすすめです。
■治療終了や症状固定のタイミング
入院するほどの大きなケガがなかった場合は、ケガの治療が終了したタイミングで相談するのもおすすめです。治療が終了することによって、交通事故による損害額が確定し、示談金の適正額をある程度具体的に計算できるようになります。
このタイミングで相談することによって、弁護士報酬と示談金を比較し、示談交渉を依頼すべきか否かが判断しやすくなります。
また、症状固定と診断されたタイミングでの相談には、示談金の計算がしやすいというメリットに加えて、後遺障害等級の申請手続きが依頼できるというメリットもあります。