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相続に関する基礎知識や事例

相続は、一生のうちに何度も経験することではありません。しかし重要な制度であるため、きちんと仕組みや内容について知っておく必要があります。
大きなトラブルなく円滑に遺産相続を進めるために、最低限知っておくべきことについてわかりやすくまとめました。

まず、どのようなものが相続できる財産なのか、という点についてです。
相続財産としては、預貯金や土地のような不動産、株といったプラスの財産がよく知られています。これらの相続財産について注意すべきことは、財産の価値を決める評価の時期です。

わかりやすい例を挙げるとしたら、株がその代表になります。
株価はその時々で変化しますから、評価の時期によって価格が大きく異なることもあるのです。

遺産として相続する財産は必ずしもプラスのものとは限りません。
故人が残した借金等のマイナスの負債もまた、相続の対象となっています。

マイナスの財産について相続したくないと思えば、自身に相続があったことを知った日から3ヶ月以内に、相続放棄もしくは限定承認という手続きを取ることができます。
相続放棄とは、相続自体を放棄する手続きのことで、はじめから相続人でなかったことになります。どれだけマイナス財産があっても自身が相続する必要はなくなります。また、限定承認とは、マイナス財産をプラスの財産の範囲内で相続するという手続きです。

さて、「遺産分割」という言葉を聞いたことはありますか。次は遺産分割についてです。
遺言書がない場合や、遺言書の内容が不十分であった場合、残った相続財産については遺産分割協議を行って、それらの財産を誰に分配するのかを決めなくてはなりません。

そして、遺産分割協議はすべての相続人が参加していなければならないため、相続人を確定させる必要があります。相続人調査というもので調べることができます。

遺産分割協議については特にルールが決まっているわけではありません。相続人全員が同意する内容であれば、どういった方法でも構わないとされています。

無事、遺産分割協議がまとまったら、「遺産分割協議書」を作成します。分割協議後のトラブルを防ぐためです。誰がどの財産をどれだけ相続したのか等、協議に参加していない第三者が見てもわかるよう、不備なく記載しましょう。

以上のように、遺産相続をするためには多くの知識が必要であり、複雑な過程を経なければいけません。わからないことがあれば、プロである弁護士に是非相談してみてください。

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代表弁護士紹介

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代表弁護士
井筒 壱 (いづつ はじめ)
所属団体・著書・セミナー等
  • 大阪弁護士会 資格登録番号:39029
  • 倒産処理弁護士ネットワーク
  • 堺市北区倫理法人会
経歴
平成11年 県立神戸高等学校卒
平成15年 横浜国立大学経済学部卒
平成19年 関西学院大学法科大学院司法研究科卒
同年 司法試験合格
平成20年 弁護士登録(大阪弁護士会)
ご挨拶

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