歩行者飛び出しによる事故で理不尽な過失割合…どう対処する? / 弁護士法人四ツ橋総合法律事務所

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歩行者飛び出しによる事故で理不尽な過失割合…どう対処する?

運転中歩行者が突然飛び出してきて交通事故が発生することは少なくありません。

このような状況で、運転手と歩行者が過失割合を争っていくことは容易ではありません。

 

この記事では、歩行者飛び出しによる事故による理不尽な過失割合にどう対処すればよいかをご紹介します。

 

 

過失割合とは

 

過失割合とは、交通事故が発生した場合において、被害者と加害者それぞれに、どのくらいの事故原因や事故責任があるのかを示す割合のことです。

たとえば、車の運転手である加害者が100%悪い場合には、加害者(10):被害者(0)として示されます。

加害者が60%悪く、被害者が40%悪い場合には、加害者(6):被害者(4)として示されます。

 

過失割合は、事故の被害者が最終的に受け取れる賠償金を定める指標となります。

たとえば、被害者に100万円の損害があるとします。

加害者と被害者の過失割合8:2である場合、(つまり加害者に80%の責任があり、被害者にも20%の責任がある場合)加害者が支払う必要がある損害賠償金は80万円ということになります。

つまり、被害者に過失が発生した場合には、被害者の過失分が差し引かれた金額が支払われるといことです。

 

 

 飛び出し事故による理不尽な過失割合への対処法

 

自動車などで発生する交通事故の中には、歩行者の急な飛び出しによる事故も決して少なくありません。

歩行者が突然飛び出してきて交通事故が発生した場合、過失割合に納得ができないこともあるでしょう。

そのような場合、以下2つの対処法があります。

 

 

適正な過失割合を知る

 

飛び出し事故による理不尽な過失割合に対処するには、まず適正な過失割合を知ることが必要です。

適正な過失割合を知るには、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

 

 

修正要素を考慮する

 

理不尽な過失割合への対処法として、過失割合には修正要素があるということを覚えておく必要があります。

修正要素とは、さまざまな事柄によって基準の過失割合を増減させる要素のことです。

たとえば、事故時の状況が夜間であった場合、歩行者の過失割合は高くなる可能性があります。

飛び出した相手の年齢や場所、信号機の有無などの要素が影響するのです。

 

 

まとめ

 

理不尽と思える歩行者飛び出し事故に巻き込まれてしまった場合、適正な過失割合と修正要素を考慮する必要があります。

自分一人で対応すると不利益を被ることにもなりかねないため、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

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  • 堺市北区倫理法人会
経歴
平成11年 県立神戸高等学校卒
平成15年 横浜国立大学経済学部卒
平成19年 関西学院大学法科大学院司法研究科卒
同年 司法試験合格
平成20年 弁護士登録(大阪弁護士会)
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